Musica proibita
禁じられた歌

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『Musica proibita 禁じられた歌』は1881年にスタニスラオ・ガスタルドンにより作曲されたイタリアの歌です。
毎晩バルコニーの下からハンサムな少年が歌ってくれるラブソングを、母親から禁じられているにもかかわらず、母親の不在をいいことに少女が歌います。
様々な作曲家によって何度も編曲されていて、また高音から低音までの幅広い声質や性別の歌手によって演奏・録音されている、人気の曲です。

作曲

作曲者はイタリアの作曲家マルティーノ・スタニスラオ・ルイージ・ガスタルドン(Martino Stanislao Luigi Gastaldon, 1861–1939)です。
彼は主に独唱とピアノのためのサロンソングを作曲し、他にも器楽作品や合唱曲を2曲、オペラも4曲を残しています。
彼の名前が最も知られているのが『禁じられた歌』になります。

作詞

作詞者はフリック・フロック(Flick-Flock)となっていて、これはスタニスラオ・ガスタルドンのペンネームであり、彼はこのペンネームで『禁じられた歌』を含むいくつかの歌曲の詞を残しています。

歌詞(イタリア語)

Ogni sera di sotto al mio balcone
Sento cantar una canzone d'amore,
Più volte la ripete un bel garzone
E battere mi sento forte il core.

Oh quanto è dolce quella melodia!
Oh com' è bella, quanto m' è gradita!

Ch'io la canti non vuol la mamma mia:
Vorrei saper perché me l'ha proibita?
Ella non c'è ed io la vo' cantare
La frase che m'ha fatto palpitare:

Vorrei baciare i tuoi capelli neri,
Le labbra tue e gli occhi tuoi severi,
Vorrei morir con te, angel di Dio,
O bella innamorata tesor mio.

Qui sotto il vidi ieri a passeggiare,
E lo sentiva al solito cantar:

Vorrei baciare i tuoi capelli neri,
Le labbra tue e gli occhi tuoi severi!
Stringimi, o cara, stringimi al tuo core,
Fammi provar l'ebbrezza dell'amor.

日本語訳

毎晩バルコニーの下で
愛の歌を歌うのが聞こえる
ハンサムな男の子が繰り返し何度も
そして私の心臓が高鳴る

ああ、なんて甘い調べだろう!
ああ、なんて美しく、なんて心地よいのだろう!

私の母はそれを私が歌うことを望まない
なぜ禁じられたのかを知りたい!
彼女はここにいない、そして私はそれを歌いたい
私をドキドキとさせたあの歌詞を

あなたの黒い髪にキスしたい
あなたの唇と、そして端正な瞳に
神の使いよ、あなたと共に死にたい
ああ、私が恋した美しい宝物よ

昨日、彼がこの下を歩いているのを見た
そして、いつものようにそれを歌っているのが聞こえた

あなたの黒い髪にキスしたい
あなたの唇と、そして端正な瞳に
私を抱きしめて、愛しい人よ、あなたの胸に抱きしめて
愛の陶酔を私に味わわせて

管理人コメント

とても素敵な曲です。
歌詞を見ると少女の視点から書かれているのですが、YouTubeで動画を探してみるとテノールの歌手の方が歌ったりもしています。
かのエンリコ・カルーソー以降もルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスといった有名なテノール歌手たちによって歌われています。

YouTube 動画

Rosa Feola の演奏です。