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12月生まれの作曲家はベートーヴェン、プッチーニ、シベリウスが挙げられます。
フルネームはルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(独: Ludwig van Beethoven)、1770年12月16日頃にドイツのボンで生まれ、7歳で演奏家としてデビューしているそうです。
20代の後半には持病の難聴が悪化しながらも、1827年に没するまでに管弦楽作品、オペラ、宗教作品、室内楽作品、歌曲などの名曲を多数残しました。
交響曲第5番(運命)、交響曲第9番(合唱付き)などは日本でも広く知られていて、年末には交響曲第9番のコンサートがあちこちで催されます。
ピアノソナタ『月光』も一度は取り組んでみたい名曲ですね。
発表時には『幻想曲風ソナタ』というタイトルだったのですが、曲の世界観から『まるでルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のようだ』と評され『月光』と呼ばれるようになりました。
フルネームはジャコモ・アントニオ・ドメニコ・ミケーレ・セコンド・マリア・プッチーニ(伊: Giacomo Antonio Domenico Michele Secondo Maria Puccini)、1858年12月22日にイタリアのルッカに生まれた作曲家です。
宗教音楽家の家系に生まれたプッチーニですが、ヴェルディのオペラ『アイーダ』に触れてオペラ作曲家の道を歩みます。
有名な作品は、オペラ『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』『トゥーランドット』などでしょう。
『トスカ』は画家カヴァラドッシと、その恋人で有名歌手のトスカの悲劇です。
ソプラノのアリア『歌に生き愛に生き』や、テノールのアリア『星は光りぬ』などが特に有名です。
『トゥーランドット』は結婚を拒むために難題を出すトゥーランドット姫と、名前の知れない王子の物語り。
テノールのアリア『誰も寝てはならぬ』もまた特に有名で、先ほどの『星は光りぬ』と合わせて「三大テノール」のコンサートにおいてよく歌われていました。
フルネームはジャン・シベリウス(スウェーデン語: Jean Sibelius)、1865年12月8日にフィンランドのハメーンリンナで生まれた作曲家です。
フィンランドの最も偉大な作曲家と云われるシベリウスは、フィンランドの伝統や自然に根ざした作品の創作に力を注ぎました。
よく知られている曲は、なんと言っても交響詩『フィンランディア』でしょう。
『フィンランディア』の冒頭は金管楽器による重苦しい序奏でスタートし、そこに弦楽器とティンパニが加わり次第に緊張感が高まっていきます。
そして美しい合唱部分へ、この合唱部分は『フィンランディア賛歌』と名付けられ、「第二の国歌」と呼ばれて愛されています。
最後は力強いエンディングで締めくくられます。
アレグロとヴィヴァーチェはどちらもイタリア語で、アレグロ(allegro)が『陽気な』、ヴィヴァーチェ(vivace)が『活気のある』という意味の別々の単語です。
これを楽譜における速度標語として用いると以下のような意味合いになります。
Allegro(アレグロ)速く、速くて陽気な、快活な
Vivace(ヴィヴァーチェ)活発に速く、生き生きと
どちらも速度標語ですが、速度と一緒に語源から感じ取れるような気分や表情が求められています。
この二つの速度記号が一緒に用いられた場合の意味合いは以下のようになります。
Allegro vivace(アレグロ・ヴィヴァーチェ)快活に速く、allegroより速く
速さのイメージはアレグロよりも早いくらいですね。
もう少し具体的に速さを知りたい方がいらっしゃると思いますので、練習をする時の目安としてメトロノームに書かれている数字を参考に記しますが、メトロノームのメーカーによっても違うと思いますので参考としてください。
Allegro = 132
Vivace = 160
速度は時代によって変化するものですし、気分や表情は速度だけでは表せないので、練習を始めるときの目安として使ってください。
このHPでは、アレグロ・ヴィヴァーチェをメッセージとして、明るく楽しく音楽に取り組んでいる方を応援しています。
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