No.4 音の強さ

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ここでは音の強さについて学びます。
音の強さは何デシベルとかの絶対値表現ではありません。
相対的に大きい小さいを指示されるだけで、自分が表現できる一番大きい音や一番小さい音、演奏する場所の広さや反響の具合などにも影響されるかもしれません。
まずは記号の持つ意味を理解しましょう。

フォルテシモ

ピアニッシモ

ピアニッシモ

ピアニッシモと読みます。
ピアニシモでも良いと思います。
意味は『きわめて弱く』です。

ピアノ

ピアノ

ピアノと読みます。
意味は『弱く』です。

メゾピアノ

メゾピアノ

メゾピアノと読みます。
意味は『やや弱く』です。

メゾフォルテ

メゾフォルテ

メゾフォルテと読みます。
意味は『やや強く』です。

フォルテ

フォルテ

フォルテと読みます。
意味は『強く』です。

フォルティッシモ

フォルティッシモ

フォルティッシモと読みます。
フォルテシモで良いと思います。
意味は『きわめて強く』です。

クレッシェンド

クレッシェンド

クレッシェンドと読みます。
意味は『次第に強く』です。
crescendo(cresc.)とも表現され、イタリア語で『育つ』を意味します。
記号の場合は楽譜の進み方向と同じで左から右に向かって広がっていますので、音の強さが次第に強くなって行くのが感覚的に捉えられます。
クレッシェンドをどの位の時間とボリュームで行うのかというポイントなんですが、曲のメロディー、和音、動き、心情などで様々に変化しますので、記号の書かれている付近で徐々に大きくなるように演奏するという目安で考えれば良いと思います。
文字で表現された場合には、書かれている場所を先頭にして、次に強弱記号が出てくるまで続けるのが目安になります。

デクレッシェンド

デクレッシェンド

デクレッシェンドと読みます。
意味は『次第に弱く』です。
decrescendo(decresc.)もしくはdiminuendo(dim.)とも表現されます。
記号の場合はクレッシェンドの逆で、楽譜の進み方向と同じで左から右に向かって狭まっていますので、音の強さが次第に弱くなって行くのが感覚的に捉えられます。
デクレッシェンドをどの位の時間とボリュームで行うのかというポイントについては、前述のクレッシェンドと同じ考え方になります。

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