リピート
図がリピート記号です。
図の右側の記号の位置まで演奏したなら、左側の記号の位置まで戻って1回だけ繰り返して演奏します。
左側の戻る位置の記号が書かれていない場合には、曲の先頭に戻ります。
少し複雑ですので、下記に例を示して説明します。
反復記号について学びましょう。
曲の流れとして、何小節かを繰り返して演奏する指示です。
図がリピート記号です。
図の右側の記号の位置まで演奏したなら、左側の記号の位置まで戻って1回だけ繰り返して演奏します。
左側の戻る位置の記号が書かれていない場合には、曲の先頭に戻ります。
少し複雑ですので、下記に例を示して説明します。
D(曲の最後)まで演奏したら、Cに戻る指示です。
演奏順は A→B→C→D→C→D となります。
Bまで演奏したら、曲の先頭に戻る指示です。
演奏順は A→B→A→B→C→D となります。
D(曲の最後)まで演奏したら、曲の先頭に戻る指示です。
演奏順は A→B→C→D→A→B→C→D となります。
Bまで演奏したら曲の先頭に戻り、さらにD(曲の最後)まで演奏したらCに戻る指示です。
演奏順は A→B→A→B→C→D→C→D となります。
図が1カッコ記号で、これとセットで2カッコや3カッコなどが使われます。
1回目に1カッコを演奏して繰り返しに戻り、繰り返した後は1カッコは演奏しないで2カッコに進む指示になります。
Cまで演奏したら曲の先頭に戻り、さらにBまで演奏したらDに進む指示です。
演奏順は A→B→C→A→B→D となります。
曲の先頭に戻る指示です。
先頭に戻った後は、『Fine』もしくは複縦線の上に書かれたフェルマータの位置まで演奏して終わります。
Dまで演奏したら曲の先頭に戻り、さらにBまで演奏して終了する指示です。
演奏順は A→B→C→D→A→B となります。
前記の『Fine』がフェルマータに変わっただけですが、複縦線(2本線)の上に書かれていることに注意してください。
演奏順は A→B→C→D→A→B となります。
図の左側がダル・セーニョ、右側がセーニョ・マークとなります。
ダル・セーニョまで来たらセーニョ・マークの曲の位置に戻る指示です。
先頭に戻った後は、『Fine』もしくは複縦線の上に書かれたフェルマータの位置まで演奏して終わります。
Dまで演奏したらBに戻り、さらにCまで演奏して終了する指示です。
演奏順は A→B→C→D→B→C となります。
前記の『Fine』がフェルマータに変わっただけですが、複縦線(2本線)の上に書かれていることに注意してください。
演奏順は A→B→C→D→B→C となります。
図の左側がコーダ・マークです。
ダ・カーポやダル・セーニョで反復した際にコーダ・マークが記されていたら、次のコーダ・マークもしくは『Coda』まで演奏しないで進む指示です。
Cまで演奏したらダ・カーポで曲の先頭に戻り、さらにBまで演奏したらDに進む指示です。
2個目のコーダ・マークは『Coda』でも同じ扱いです。
演奏順は A→B→C→A→B→D となります。
Cまで演奏したらダル・セーニョでB戻り、さらにBを演奏したらDに進む指示です。
『Coda』はコーダ・マークでも同じ扱いです。
演奏順は A→B→C→B→D となります。
コーダの表記は複数パターンありますので、参考までに上の図に示します。
1行目が1個目のコーダの表記、2行目が2個目のコーダの表記となります。
最後になってしまいましたが、曲の最後を示すのが終止線という複縦線になります。
上の例でも何度か出てきていますので確認してみて下さい。