Nel cor più non mi sento もはや私の心には感じない

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Nel cor più non mi sento(もはや私の心には感じない)は1788年のイタリアの歌です。
この曲はオペラ『L'amor contrastato, ossia La molinara』、通称『La molinara ラ・モリナーラ』『美しい水車小屋の娘』の中のアリエッタです。
オペラは水車小屋の美しい娘ラケリーナに言い寄る男達の騒動の物語です。
『Nel cor più non mi sento もはや私の心には感じない』はオペラの中では二重唱で書かれていて、水車小屋の娘ラケリーナと男性二人を入れ替えて2回歌われます。
歌詞は愛の苦悩を語っています。
タイトルは『うつろな心』などでも知られています。
このメロディーはベートーヴェンやパガニーニが流用しています。

作曲

作曲者はイタリアの作曲家ジョヴァンニ・パイジエッロ(Giovanni Paisiello, 1740-1816)です。
彼のオペラスタイルはモーツァルトやロッシーニにも影響を与えました。

作詞

作詞者はオペラ『L'amor contrastato, ossia La molinara』の台本を書いたイタリアの台本作家ジュゼッペ・パロンバ (Giuseppe Palomba, 1765-1825) だと考えられます。

歌詞(イタリア語)

Nel cor più non mi sento
brillar la gioventù;
cagion del mio tormento,
amor, sei colpa tu,

Mi pizzichi, mi stuzzichi,
mi pungichi, mi mastichi,
che cosa è qesto ahimè?
pietà, pietà, pietà!
amore è un certo che,
che disperar mi fa!

管理人コメント

よく知られた曲ですね。
オペラ『L'amor contrastato, ossia La molinara』はオペラ・ブッファと言われる、市井の人々の物語をコメディタッチに描いたものです。
ドタバタした恋愛物語を皆が楽しんだのでしょう。

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装飾音が豊かで楽しい演奏です。