Solveigs sang ソルヴェイグの歌

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Solveigs sang(ソルヴェイグの歌)は1874年から1875年にかけて書かれたノルウェーの歌です。
日本語では『ソルヴェイの歌』とも書かれ、ソルヴェイグ(ソルヴェイ)は戯曲に登場する女性の名前です。
この曲はヘンリック・イプセンの戯曲『Peer Gynt ペール・ギュント』の為に書かれた劇付随音楽の一曲です。
『Peer Gynt』は元は上演を目的としない文学作品として書かれましたが、これを舞台で上演するためにエドヴァルド・グリーグに作曲を依頼したものです。
奔放に生きる主人公ペール・ギュントを、ひたすら待ち続けるソルヴェイグの悲しい愛を語ります。

作詞・作曲

この曲の作者はノルウェーの作曲家エドヴァルド・ハーゲルプ・グリーグ(Edvard Hagerup Grieg, 1843-1907)です。
メロディーはグリーグの作で間違いないのですが、歌詞については戯曲の作者であるノルウェーの劇作家で詩人のヘンリック・ヨハン・イプセン (Henrik Johan Ibsen, 1828–1906)の戯曲の中から抜き取ったものなのか、戯曲に合わせてグリーグが創作したものなのか、明確に分かりませんでした。

歌詞(ノルウェー語)

Kanske vil der gå både Vinter og Vår,
og næste Sommer med, og det hele År; —
men engang vil du komme, det véd jeg visst;
og jeg skal nok vente, for det lovte jeg sidst.

Gud styrke dig, hvor du i Verden går!
Gud glæde dig, hvis du for hans Fodskammel står!
Her skal jeg vente til du kommer igen;
og venter du histoppe, vi træffes der, min Ven!

管理人コメント

美しくて悲しい曲ですね。
文句なしの名曲です。
『Peer Gynt』と言えば、他にも『Morgenstemning 朝』とか『I Dovregubbens Hall 山の魔王の宮殿にて』なども有名曲ですね。

YouTube 動画

ピアノ伴奏でとても美しい演奏です。