Terang Bulan
トラン・ブーラン

< 世界の愛唱歌

写真

『Terang Bulan トラン・ブーラン』は1920年代初頭に作られた、マレー(マレーシア、インドネシアなど)の伝統的な歌です。
この曲の誕生の経緯はやや複雑で、元々はフランス人により作られた『La Rosalie』という曲でしたが、これがセーシェルのマヘ島で広く知られるようになり、そのメロディーが海を越えてマレーシアのペラ州の州歌『Allah Lanjutkan Usia Sultan』に採用され、マレーシアの国歌『Negaraku』へと変遷します。
ペラ州の州歌『Allah Lanjutkan Usia Sultan』が人気だったために、このメロディーを使って『トラン・ブーラン』が作られました。
この歌はマレー語やインドネシア語で歌われます。
タイトルの『トラン・ブーラン』をそのまま日本語訳すると「月光」となります。

作曲

メロディーの元になった曲『La Rosalie』の作曲者は、フランスの詩人でシャンソニエのピエール・ジャン・ド・ベランジェ(Pierre-Jean de Béranger, 1780-1857)です。

作詞

作詞者は分かりません。

歌詞(マレー語)

Terang bulan, terang di pinggir kali
Buaya timbul disangkalah mati
Jangan percaya mulutnya lelaki
Berani sumpah 'tapi takut mati

Waktu potong padi di tengah sawah
Sambil bernyanyi riuh rendah
Memotong padi semua orang
Sedari pagi sampai petang

Waktu potong padi di tengah sawah
Sambil bernyanyi riuh rendah
Bersenang hati sambil bersuka
Tolonglah kami bersama sama

管理人コメント

柔らかくて素敵な曲です。
その生い立ち故に、公の場での演奏を禁止されるなどの扱いを受けた曲ですが、それでも人々に愛された曲なんですね。

YouTube 動画

 注)歌詞は若干違うようです。