作曲
作曲者は分からないですが、1813年にトーマス・ムーアの詩と一緒に『アイルランドの旋律集』第5巻に掲載されました。
The Last Rose of Summer(夏の名残のばら、邦題:庭の千草)はアイルランドの民謡です。
この曲を元にした編曲や変奏曲が多数あり、かのベートーヴェンやメンデルスゾーンも曲を残しています。
日本語タイトルの『庭の千草』も良く知られている名曲です。
作曲者は分からないですが、1813年にトーマス・ムーアの詩と一緒に『アイルランドの旋律集』第5巻に掲載されました。
作詞者はアイルランドの詩人、トーマス・ムーア(Thomas Moore,17791852)です。
『The Last Rose of Summer』『The Minstrel Boy』などの作品が有名です。
『庭の千草』の歌詞は里見 義によるものです。
日本語のタイトルは元々は『菊』であったのが、いつしか歌詞の冒頭『庭の千草』になったそうです。
'Tis the last rose of summer,
Left blooming alone;
All her lovely companions
Are faded and gone;
No flower of her kindred,
No rose-bud is nigh,
To reflect back her blushes
Or give sigh for sigh!
I'll not leave thee, thou lone one.
To pine on the stem;
Since the lovely are sleeping,
Go, sleep thou with them;
Thus kindly I scatter
Thy leaves o'er the bed,
Where thy mates of the garden
Lie scentless and dead.
So soon may I follow,
When friendships decay,
And from love's shining circle
The gems drop away!
When true hearts lie withered,
And fond ones are flown,
Oh! who would inhabit
This bleak world alone?
庭の千草も 虫の音も
枯れてさびしく なりにけり
ああ白菊 ああ白菊
一人おくれて 咲きにけり
露にたわむや 菊の花
しもにおごるや 菊の花
あああわれあわれ ああ白菊
人のみさおも かくてこそ
良い歌ですねえ。
インストゥルメンタルでヴァイオリンやティン・ホイッスルなんかが特に心に染みます。
変奏曲が多く残されているのも納得ですね。
しっとりと、柔らかい演奏です。