作曲
作曲者はドイツのオペラ作曲家、ジャコモ・マイアベーア(Giacomo Meyerbeer, 1791–1864)です。
彼は「モーツァルトとワーグナーを繋ぐ、19世紀で最も頻繁に上演されたオペラ作曲家」と称されました。
『Ah! mon fils sois béni ああ、わが子よ』は1849年に初演されたジャコモ・マイアベーアのオペラ『Le prophète 預言者』の中のアリアです。
16世紀のオランダおよびドイツ、若い農婦のベルトは恋人のジャンとの結婚をひかえ、彼の母親でジャンと一緒に宿屋を営むフィデスと共に、オーベルタル伯爵を訪ねます。
ベルトが結婚して国を離れるためには、オーベルタル伯爵に許可を得る必要があるからです。
ところが、ベルトを見初めてしまったオーベルタルは、結婚の許可どころか、彼女を手に入れようとしてベルトとフィデスを捕えてしまいます。
一方で、ジャンがダビデ王の肖像によく似ていると主張する再洗礼派の三人組は、ジャンを運命の指導者と呼んで仲間に引き込もうとします。
第二幕 ジャンとフィデスの宿屋、オーベルタル伯爵の元からベルトが逃げ出してきますが、追いかけてきたオーベルタルにベルトを差し出さなければ母親のフィデスを処刑すると脅されます。
やむなくベルトを引き渡したジャンを慰めてフィデスが歌います。
作曲者はドイツのオペラ作曲家、ジャコモ・マイアベーア(Giacomo Meyerbeer, 1791–1864)です。
彼は「モーツァルトとワーグナーを繋ぐ、19世紀で最も頻繁に上演されたオペラ作曲家」と称されました。
台本はフランスの劇作家で台本作家のウジェーヌ・スクリーブ(Augustin Eugène Scribe, 1791–1861)と、フランスの詩人のエミール・デシャン(Émile de Saint-Amand Deschamps, 1791–1871)により書かれました。
Ah ! Mon fils, sois béni !
Ta pauvre mère
Te fut plus chère
Que ta Berthe... que ton amour!
Ah ! Mon fils ! Ah ! mon fils !
Tu viens, hélas ! de donner pour ta mère
Plus que la vie, en donnant ton bonheur !...
Ah ! Mon fils ! Ah ! mon fils !
Que vers le ciel s'élève ma prière,
Et sois béni dans le Seigneur,
Mon fils, sois béni dans le Seigneur !...
Jean ! Ah ! sois béni !
悲し気なアリアですね。
このアリアの後にジャンは預言者となり軍を率いて戦へと進むのですが、不運な結末が待っています。
台本は実話に基づいて書かれたようです。
Kate Aldrich の演奏です。