作曲
作曲者はイタリアのロマン派の作曲家、ガエターノ・ドニゼッティ(Domenico Gaetano Maria Donizetti, 1797–1848)です。
ドニゼッティは70曲近くのオペラを残した、19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家です。
『Al dolce guidami あの場所に連れて行って』は1830年に初演されたガエターノ・ドニゼッティのオペラ『Anna Bolena アンナ・ボレーナ』の中のアリアです。
1536年 イギリス、国王エンリーコの王妃アンナへの愛は薄れ、代わりにアンナの侍女ジョヴァンナにその愛情が向かってる中で、亡命していたアンナの元の恋人ペルシーが現れます。
ペルシーはアンナの元の恋人であったために国王によって追放され、亡命生活を送っていたのですが、アンナのとりなしで赦免されて帰ってくることができたのだと、国王から聞かされます。
そしてペルシーは今でもアンナを愛していました。
第二幕 ロンドン塔、国王エンリーコの策略で牢獄に入れられて死罪が決まったアンナが、錯乱したままに、愛する城で幸せに過ごしていた日々に戻りたいと歌います。
作曲者はイタリアのロマン派の作曲家、ガエターノ・ドニゼッティ(Domenico Gaetano Maria Donizetti, 1797–1848)です。
ドニゼッティは70曲近くのオペラを残した、19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家です。
台本はイタリアの詩人で文学・神話学の学者でもあったフェリーチェ・ロマーニ(Giuseppe Felice Romani, 1788–1865)により書かれました。
Al dolce guidami
Castel natìo,
Ai verdi platani,
Al queto rio
Che i nostri mormora
Sospiri ancor.
Colà, dimentico
De' corsi affanni.
Un giorno rendimi
De' miei prim' anni.
Un giorno solo
Del nostro amor.
とても美しいアリアです。
牢獄から出てきて汚れたドレスのままに、正気を失ったアンナが歌うんですよね。
このオペラは16世紀のイングランドにおける史実に基づいた作品らしいです。
Marina Rebeka の演奏です。