作曲
作曲者はイタリアのロマン派の作曲家、ガエターノ・ドニゼッティ(Domenico Gaetano Maria Donizetti, 1797–1848)です。
ドニゼッティは70曲近くのオペラを残した、19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家です。
『Ange si pur 清らかな天使』は1840年に初演されたガエターノ・ドニゼッティのオペラ『ラ・ファヴォリート La Favorite』の中のアリアです。
修道士のフェルナンが名も知らぬ女性に恋をしてしまい、その事で修道院を追い出されてしまうのですが、実はその女性レオノールは王アルフォンスの愛妾でした。
戦で武功を上げてレオノールとの結婚を王から認められたフェルナン、しかし実は彼女が王の愛人であったことを知り、絶望したフェルナンは全てを捨てて去ります。
第四幕 修道院の中庭、再び修道士の道を歩むフェルナンは、それでもレオノールの事が忘れられずに、その想いを歌います。
作曲者はイタリアのロマン派の作曲家、ガエターノ・ドニゼッティ(Domenico Gaetano Maria Donizetti, 1797–1848)です。
ドニゼッティは70曲近くのオペラを残した、19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家です。
台本はフランスの作家、劇作家、劇場支配人のアルフォンス・ロワイエ(Alphonse Royer, 1803–1875)と、ベルギーの劇作家、台本作家、オペラ台本の翻訳者、オペラ演出家のギュスターヴ・ヴァエス(Jean-Nicolas-Gustave Van Nieuwen-Huysen, 1812–1862)により書かれました。
Ange si pur, que dans un songe,
J'ai cru trouver, vous que j'aimais
Avec l'espoir, triste mensonge,
Envolez- vous, et pour jamais!
En moi par l'amour d'une femme
De Dieu l'amour avait faibli
Pitié, je t'ai rendu mon âme,
Pitié, Seigneur, rends-moi l'oubli!
アリアはレチタティーヴォの後、1分25秒くらいから始まります。
オペラ『ラ・ファヴォリート』はイタリア語版の方も有名なようですが、ここでは元のフランス語版でまとめてみました。
イタリア語版のタイトルは『Spirto gentil やさしい魂よ』になります。
Luciano Botelho の演奏です。