Assisa a' piè d'un salice
柳の下に腰をおろして

< オペラのアリア

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概要

『Assisa a' piè d'un salice 柳の下に腰をおろして』は1816年に初演されたジョアキーノ・ロッシーニのオペラ『Otello, ossia Il moro di Venezia オテロ』の中のアリアです。

オペラ『オテロ』

15世紀末のヴェネツィア、ムーア人でヴェネツィアの将軍オテロはトルコ軍との戦いから凱旋します。
彼はヴェネツィアの貴族エルミーロの娘デズデーモナと密かに結ばれていますが、デズデーモナはヴェネツィアの元首の息子ロドリーゴとの結婚が望まれています。
また、かつてデズデーモナに求婚して拒絶されたイヤーゴは、オテロを密かに憎んで復讐を企てます。
デズデーモナがオテロに書いた恋文が父エルミーロに取り上げられたことから、物語は悲劇へと進みます。

アリア『柳の下に腰をおろして』

デズデーモナの手紙がイヤーゴの企てに悪用され、オテロとロドリーゴの決闘にまで発展します。
第三幕 デズデーモナの寝室、不幸な女イザウラがいつも歌っていた『柳の歌』を、失意のデズデーモナが歌います。

作曲

作曲者はイタリアの作曲家のジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Antonio Rossini, 1792–1868)です。
ロッシーニは歌曲、室内楽、ピアノ曲、宗教音楽などの多くの作品を残しましたが、特に39作のオペラで名声を得ました。

台本

台本はナポリの貴族であったフランチェスコ・マリア・ベリオ・ディ・サルサ(Francesco Maria Berio di Salsa, 1765-1820)により書かれました。
彼はロッシーニの2つのオペラ、『オテロ』と『リッチャルド・エ・ゾライデ』を執筆しました。

歌詞(イタリア語)

Assisa a' piè d'un salice,
immersa nel dolore,
gemea traffita Isaura
dal più crudele amore: L'aura tra i rami flebile
ne ripeteva il suon.

I ruscelletti limpidi
a' caldi suoi sospiri,
il mormorio mesceano
de' lor diversi giri:
L'aura fra i rami flebile
ne ripeteva il suon.

Salce d'amor delzia!
Ombra pietosa appresta,
di mie sciagure immemore,
all'urna mia funesta;
nè più ripeta l'aura
de' miei lamenti il suon.

日本語訳

柳の根元に座り
悲しみに沈みながら
イザウラは呻いた
もっとも残酷な愛の痛みに
枝の間を通る物悲しいそよ風が
その音を繰り返す

澄みきった小川のせせらぎは
彼女の熱いため息に
それらの様々に広がった
ざわめきを注ぎ込む
枝の間を通る物悲しいそよ風が
その音を繰り返す

愛の喜びの柳よ!
哀れみ深い木陰を用意して
私の災いなど忘れて
不幸な私の墓の上に
そよ風がもう繰り返さないように
私の嘆きの音を

管理人コメント

とても悲しくて美しいアリアです。
ヴェルディも晩年に同じ原作の『オテロ』を発表していますが、ストーリーは若干違います。

YouTube 動画

Ambroisine Bré の演奏です。