Berceuse de Jocelyn
ジョスランの子守歌

< オペラのアリア

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『Berceuse de Jocelyn ジョスランの子守歌』は1888年に初演されたバンジャマン・ゴダールのオペラ『Jocelyn  ジョスラン』の中のアリアです。

オペラ『ジョスラン』

ジョスラン(Op. 100)は全4幕のフランス語のオペラで、18世紀末の聖体祭の時期のフランス南東部のグルノーブルとその周辺の山岳地帯を舞台としています。
山岳民族の村に隠れ住むジョスランは、兵士に追われる親子を助けようとしますが、父親は殺されてしまい少年のロレンスだけを連れて逃げます。
彼が助けたロレンスは実は少年ではなくて、若い女性でした。

アリア『ジョスランの子守歌』

タイトルは『Oh ! Ne t'éveille pas encore』や単に『Berceuse』などと呼ばれます。
テノールの為の優しい子守歌として知られていて、有名な歌手たちに何度も録音されている人気の曲です。
タイトルをそのまま日本語に訳すと『ああ!まだ目覚めないで 』となり、子供が起きないように囁きながら、聖母マリアに祈りを捧げます。

作曲

作曲者はフランスのヴァイオリニスト、作曲家であったバンジャマン・ゴダール(Benjamin Louis Paul Godard, 1849–1895)です。
彼の代表作がオペラ『ジョスラン』になります。

台本

台本はフランスの詩人、画家であったポール・アルマン・シルヴェストル(Paul Armand Silvestre, 1837–1901)と、フランスのオペラ歌手であったヴィクトル・カプル(Joseph Victor Amédée Capoul, 1839–1924)により書かれました。

歌詞(フランス語)

Oh ! Ne t'éveille pas encore
Pour qu'un bel ange de ton rêve
En déroulant son long fil d'or
Enfant, permette qu'il s'achève
Dors ! Dors ! Le jour, à peine a lui
Vierge sainte, veillez sur lui

管理人コメント

とても優しくて美しい曲です。
テノールの曲なんですが、YouTube動画は女性が演奏しているものが多く、リンクも女性のものにさせていただきました。
優しい子守歌なので、女性が歌うのも全然オッケイです。

YouTube 動画

本来はテノールの曲です。