In sì barbara sciagura
このむごい災いの一瞬に

< オペラのアリア

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概要

『 In sì barbara sciagura このむごい災いの一瞬に』は1823年に初演されたジョアキーノ・ロッシーニのオペラ『Semiramide セミラーミデ』の中のアリアです。

オペラ『セミラーミデ』

紀元前約2000年ごろのバビロン、国王ニーノが毒殺され王子のニーニャも行方不明になって15年が過ぎ、ようやく女王セミラーミデによって新しい王が選ばれると、人々は神殿へと集まります。
インドの王子イドレーノは新王の誕生に期待し、アッシリアの王子アッスールは自らが王となる野望を口にします。
ところが女王セミラーミデが新しい王の名を言おうとすると、突然に雷が落ちて灯りも消えてしまい、人々はうろたえて神殿から去ってしまいます。
そこにスキタイ人の戦士アルサーチェが現れ、祭司長オローエにニーノ王の遺品を見せます。

アリア『このむごい災いの一瞬に』

第二幕 ニーノ王の墓、祭司長オローエからアルサーチェこそが行方不明の王子ニーニャであることを聞かされ、さらにニーノ王が死の間際に書いた巻物から、女王セミラーミデとアッスールにより殺された事を知ったアルサーチェが、亡き王の苦しみを歌います。

作曲

作曲者はイタリアの作曲家のジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Antonio Rossini, 1792–1868)です。
ロッシーニは歌曲、室内楽、ピアノ曲、宗教音楽などの多くの作品を残しましたが、特に39作のオペラで名声を得ました。

台本

台本はイタリアのオペラ台本作家であったガエターノ・ロッシ(Gaetano Rossi, 1774–1855)により書かれました。
彼はジョアキーノ・ロッシーニ、ガエターノ・ドニゼッティ、サヴェリオ・メルカダンテ、ジャコモ・マイアベーアなどの作品を手掛けました。

歌詞(イタリア語)

Ah! tu gelar mi fai.
"Nino spirante al suo fedel Fradate:
Io muoio... avvelenato.
Salva da egual periglio
Ninia, il mio dolce figlio...
Ch'ei mi vendichi un giorno...
Assur fu il traditore...
La mia perfida sposa...". Oh! qual orrore!

In sì barbara sciagura
Mi apri tu le braccia almeno:
Lascia ch'io a te versi in seno
Il mio pianto, il mio dolor.
A quest'anima smarrita
Porgi tu conforto, aita:
Di mie pene al crudo eccesso
Langue oppresso in petto il cor.

管理人コメント

王子アルサーチェの指定はコントラルトまたはメゾソプラノのようです。
父親を殺したのが実の母親とその不倫相手だったという、しっかりと愛憎劇ですね。

YouTube 動画

Simona Genga の演奏です。