Nacqui all'affanno e al pianto
悲しみと涙のうちに生まれ

< オペラのアリア

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『Nacqui all'affanno e al pianto 悲しみと涙のうちに生まれ』は1817年に初演されたジョアキーノ・ロッシーニのオペラ『La Cenerentola チェネレントラ』の中のアリアです。
オペラ『La Cenerentola, ossia La bontà in trionfo シンデレラ、または善の勝利』は、童話の『シンデレラ』を元にした物語りで、継父のドン・マニフィコとわがままな二人の姉と共に暮らすチェネレントラが、王子様と出会い宮殿に向かいます。

アリア『悲しみと涙のうちに生まれ』はオペラの最後に歌われ、辛かった過去から運命は変わったと語ります。

作曲

作曲者はイタリアの作曲家のジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Antonio Rossini, 1792–1868)です。
ロッシーニは歌曲、室内楽、ピアノ曲、宗教音楽などの多くの作品を残しましたが、特に39作のオペラで名声を得ました。

台本

台本はイタリアの作家、詩人、オペラ台本作家のヤコポ・フェレッティ(Jacopo Ferretti, 1784–1852)により書かれました。
彼はロッシーニ作曲のオペラ2作品と、ドニゼッティ作曲のオペラ5作品の台本を手掛けた事で知られています。

歌詞(イタリア語)

Nacqui all’affanno e al pianto,
Soffri tacendo il core;
Ma per soave incanto
Dell’età mia nel fiore,
Come un baleno rapido
La sorte mia cangiò.

No, no, no, no, tergete il ciglio:
Perchè tremar, perché?
A questo sen volate,
Figlia, sorella, amica
Tutto trovate in me.

Non più mesta accanto al fuoco
Starò sola a gorgheggiar, no!
Ah fu un lampo, un sogno, un gioco
Il mio lungo palpitar.

管理人コメント

超絶ですね。
美しさは申し分なしです。
魔法使いとかカボチャの馬車は出てきませんが、ハッピーエンドのオペラです。

YouTube 動画

Juliette Mey の演奏です。