作曲
作曲者はイタリアの作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi, 1813–1901)です。
ヴェルディはオペラ王の異名を持ち、『ナブッコ』『リゴレット』『椿姫』『アイーダ』などの名作を残しています。
『Non so le tetre immagini この暗い考えを』は1848年に初演されたジュゼッペ・ヴェルディのオペラ『Il corsaro 海賊』の中のアリアです。
19世紀初頭のエーゲ海の島、元貴族のコッラードはある過ちが原因で地位を失い、海賊の首領となって亡命生活を送っていました。
コッラードは宿敵であるトルコの太守セイドの軍事情報を入手し、セイドを奇襲することで自らの罪を償おうと決意すると、部下たちを集めて勇敢に戦うように鼓舞します。
物語は海賊とその若い恋人メドーラ、トルコの太守セイドと彼のお気に入りの奴隷グルナーラを中心に進みます。
第一幕 メドーラの家、コッラードの帰りを案じる若い恋人メドーラが、ハープを奏でながら、自身の不運やコッラードの生き方がもたらす不安を歌います。
作曲者はイタリアの作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi, 1813–1901)です。
ヴェルディはオペラ王の異名を持ち、『ナブッコ』『リゴレット』『椿姫』『アイーダ』などの名作を残しています。
台本はイタリアのオペラ台本作家フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ(Francesco Maria Piave, 1810–1876)により書かれました。
Egli non riede ancora!
Oh come lunghe, eterne,
Quando lungi è da me, l'ore mi sono!
Arpa che ormuta giaci, vieni,
Ed I miei sospiri seconda sì,
Che più veloce giunga il flebile
Lamento al cor del mio fedel
Sull'ali al vento.
Non so le tetre immagini
Fugar del mio pensiero,
Sempre dannata a gemere
All'ombra d'un mistero:
E se di speme un pallido
Raggio su me traluce,
È passeggiera luce
Di lampo ingannator.
Meglio è morir! se l'anima
Sen voli in seno a Dio;
Se il mio Corrado a piangere
Verrà sul cener mio;
Premio una cara lagrima
Chieggo all'amor solfanto,
Virtù non niega il pianto
Per chi moria d'amor.
彼はまだ戻らない!
おお、彼が私から遠く離れているときの
時間はなんと長く、永遠のようだ!
黙って横たわる竪琴よ、おいで
そして、私のため息を支えて
哀れな嗚咽が
風の翼にのって
私の誠実な人の心に、もっと早く届くように
私の思いから暗いイメージを
追い払うことが出来ない
いつも私は秘密の木陰で
苦悶する運命にある
そして、淡い希望の光が
私の上に輝いても
それは人を欺く一瞬の
束の間の光
死んだほうがまし! 私の魂が
神の胸へと飛んでいけるなら
もし私のコッラードが私の亡骸の上に来て
涙を流してくれるなら
愛の報酬として求めるのは
愛するひとの涙だけ
愛のために死んだ者に
徳ある者は涙を拒まない
ソプラノの美しいアリアで、どうも悲観的な歌詞ですね。
オペラのタイトルである『海賊』なんですが、イタリア語で「Il corsaro」と「Il pirata」の二つがあり、「Il corsaro」が国家の公認を受けた海賊船やロマンティックな義賊的ニュアンスを含む表現なのに対し、「Il pirata」の方が一般的な海賊・略奪者を指すというニュアンスの違いがあるようです。
Mariella Devia の演奏です。