O luce di quest'anima
ああ、この魂の光よ

＜ オペラのアリア

『O luce di quest'anima　ああ、この魂の光よ』は1842年に初演されたガエターノ・ドニゼッティのオペラ『Linda di Chamounix　シャモニーのリンダ』の中のアリアです。

オペラ『シャモニーのリンダ』

フランス東部のシャモニー村の若者たちが冬の出稼ぎに出発する頃、村の美しい娘リンダを侯爵が自分の屋敷に迎えたいと言って出向いてきます。
ところが、リンダは一文無しの若き画家カルロと愛し合っていました。

アリア『ああ、この魂の光よ』

第一幕 村の広場、待ち合わせの時間に遅れてしまいカルロに会えなかったリンダが、カルロの残してくれた花を見つめ、彼が画家として成功し、やがて結婚できる日を夢見ながら愛を歌います。

作曲

作曲者はイタリアのロマン派の作曲家、ガエターノ・ドニゼッティ（Domenico Gaetano Maria Donizetti, 1797–1848）です。
ドニゼッティは70曲近くのオペラを残した、19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家です。

台本

台本はイタリアのオペラ台本作家のガエターノ・ロッシ（Gaetano Rossi, 1774–1855）により書かれました。
彼はジョアキーノ・ロッシーニ、ガエターノ・ドニゼッティ、サヴェリオ・メルカダンテ、ジャコモ・マイアベーアなど、著名な作曲家の作品を手掛けました。

歌詞（イタリア語）

O luce di quest'anima,
delizia, amore e vita,
la nostra sorte unita,
in terra, in ciel sarà.
Deh, vieni a me, riposati
su questo cor che t'ama,
che te sospira e brama,
che per te sol vivrà.

管理人コメント

愛と希望に輝くアリアですね。
この時点で、リンダはまだカルロの正体を知らないままに恋人でいるのですが、パリに移って彼女の生活は一変します。

YouTube 動画

Faustine De Mones の演奏です。