O wär ich schon mit dir vereint
もし私があなたと結ばれていたら

< オペラのアリア

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概要

『O wär ich schon mit dir vereint もし私があなたと結ばれていたら』は1805年に初演されたルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのオペラ『Fidelio フィデリオ』の中のアリアです。

オペラ『フィデリオ』

17世紀後半のスペイン、二年前に貴族のフロレスタンがライバルであるピサロの犯罪を暴露しようとして、逆に投獄されてしまい、さらに彼は死んだという偽りのうわさを流されてしまいます。
フロレスタンの妻のレオノーレは夫がまだ生きているのではないかと疑い、男装してフィデリオと名乗り、牢獄の所長ロッコに取り入るところから物語りが始まります。

アリア『もし私があなたと結ばれていたら』

第一幕 ロッコの家、ロッコのもとで働くことになったフィデリオはロッコとその娘のマルツェリーネに気に入られます。
フィデリオが男装したレオノーレだと気付かないマルツェリーネが、フィデリオとの結婚を夢見て歌います。

作曲

作曲者はドイツの作曲家でピアニストのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770–1827)です。
西洋音楽史において最も尊敬される人物の一人であるベートーヴェンですが、彼が残したオペラは『フィデリオ』のみでした。

台本

台本はフランスの劇作家、台本作家、児童文学作家、政治家のジャン=ニコラ・ブイイ(Jean-Nicolas Bouilly, 1763–1842)のフランス語版をもとに、オーストリアの台本作家、劇場監督、アーキビスト、弁護士のヨーゼフ・ゾンライトナー(Joseph Ferdinand Sonnleithner, 1766–1835)が作成し、それをドイツの公務員、台本作家のシュテファン・フォン・ブロイニング(Stephan von Breuning, 1774–1827)が書き直したものです。

歌詞(ドイツ語)

O wär' ich schon mit dir vereint,
und dürfte Mann dich nennen!
Ein Mädchen darf ja, was es meint,
zur Hälfte nur bekennen.
Doch wenn ich nicht erröten muss,
ob einem warmen Herzenskuss,
wenn nichts uns stört auf Erden –
die Hoffnung schon erfüllt die Brust
mit unaussprechlich süsser Lust! –
wie glücklich will ich werden.
Die Hoffnung schon erfüllt die Brust
mit unaussprechlich süsser Lust!
Wie glücklich, ja, wie glücklich will ich werden!

In Ruhe stiller Häuslichkeit,
erwach'ich jeden Morgen;
wir grüssen uns mit Zärtlichkeit,
der Fleiss verscheucht die Sorgen.
Und ist die Arbeit abgetan,
dann schleicht die holde Nacht heran,
dann ruh'n wir von Beschwerden.
Die Hoffnung schon erfüllt die Brust.
Wie will ich glücklich werden.

日本語訳

ああ、貴方と結ばれることが出来たら
そして貴方を夫と呼ぶことが出来たら!
女の子は、思っていることの
ただ半分だけしか明かせないもの
心の中の暖かい口づけでも
やはり私は顔が赤くなってしまう
世界に私たちを邪魔するものが何もなければ
言葉に出来ないほどの甘い喜びとともに
その希望はすでに私の胸を満たしている!
どれほどに私は幸福になりたいと望んでいるか
言葉に出来ないほどの甘い喜びとともに
その希望はすでに私の胸を満たしている!
どれほど幸せに、ああ、どれほどに私は幸福になりたいと望んでいるか!

平穏な家庭の静けさの中で
私は毎朝目を覚ます
私たちは互いに優しく挨拶をかわし
懸命に働いて心配事を追い払う
そして仕事を片づけると
優美な夜がそっと近寄って来て
私たちは苦労のための休息をえる
この胸はもう希望で満たされている
私はどれほどに幸福になれるでしょう

管理人コメント

夢見る女の子の明るいアリアです。
やはりベートーヴェンですね、本当に見事な曲です。

YouTube 動画

Fflur Wyn の演奏です。