Per pietà, ben mio, perdona
恋人よ、許してください

< オペラのアリア

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概要

『Per pietà, ben mio, perdona 恋人よ、許してください』は1790年に初演されたヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのオペラ『Così fan tutte, ossia La scuola degli amanti コジ・ファン・トゥッテ』の中のアリアです。

オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』

18世紀末のナポリ、二人の将校フェランドとグリエルモはそれぞれの恋人ドラベッラとフィオルディリージ姉妹の忠実な愛を確信していますが、老哲学者のドン・アルフォンソに「忠実な女性など存在しない」と主張され、ドン・アルフォンソの提案で賭けをすることになります。

アリア『恋人よ、許してください』

ドン・アルフォンソ提案の芝居で、それぞれの恋人フェランドとグリエルモが戦争に召集されたことになり、変装したフェランドとグリエルモが姉妹に言い寄ります。
第二幕 庭、一旦は強く拒絶したものの、再びフェランドに口説かれたフィオルディリージが、拒みながらも揺れ動く心を歌います。

作曲

作曲者はオーストリアの音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)です。
誰もが知るウィーン古典派を代表する作曲家です。
モーツァルトが作曲した曲は、断片を含めると900曲以上に及び、声楽曲も器楽曲も多数残されています。
モーツァルトの作品はケッヘル番号と呼ばれる「K. + 数字」で整理されていて、オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』は K. 588 になります。

台本

台本はイタリア出身で後にアメリカのオペラ台本作家、詩人、カトリック教会の司祭であったロレンツォ・ダ・ポンテ(Lorenzo Da Ponte, 本名:Emanuele Conegliano, 1749–1838)により書かれました。
彼が書いた台本の中にはモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』が含まれます。

歌詞(イタリア語)

Per pietà, ben mio, perdona
All'error di un'alma amante;
Fra quest'ombre e queste piante
Sempre ascoso, oh Dio, sarà!

Svenerà quest'empia voglia
L'ardir mio, la mia costanza;
Perderà la rimembranza
Che vergogna e orror mi fa.

A chi mai mancò di fede
Questo vano ingrato cor!
Si dovea miglior mercede,
Caro bene, al tuo candor.

日本語訳

愛しい人よ、どうか許して
愛する心の過ちを
ああ、神よ
木陰と木々の間にずっと隠された!

私の勇気と意思の固さが
この悪しき欲求を消し止め
私の恥ずかしく恐ろしい記憶も
消し去ってしまう

この空虚で恩知らずな心は
いったい誰に不誠実なのか!
愛しい人、あなたのその純粋さに
最良に報いなければならない

管理人コメント

美しいアリアです。
かなり長いアリアなんですが、歌詞はそれほどでもなく、揺れる心を何度も繰り返しながら語ります。
動画ではレチタティーヴォに続いて1分30秒くらいからアリアが始まります。

YouTube 動画

Estefania Avilés の演奏です。