作曲
作曲者はイタリアのオペラ作曲家、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ（Vincenzo Salvatore Carmelo Francesco Bellini, 1801–1835）です。
ベッリーニは「ベルカント・オペラ」の中心人物として、多くの作曲家に影響を与えました。
Sovra il sen la man mi posa
胸は躍れど
『Sovra il sen la man mi posa 胸は躍れど』は1827年に初演されたヴィンチェンツォ・ベッリーニのオペラ『La sonnambula 夢遊病の女』の中のアリアです。
オペラ『夢遊病の女』
19世紀初めのスイス、孤児で水車小屋の主テレーザに育てられた娘アミーナと、裕福な地主のエルヴィーノとの結婚の日、アミーナは村人たちの祝福に感謝の意を表します。
そこに馬に乗った見知らぬ男が現れ、城への道を尋ねるので、宿屋の女将リーザがもう暗くなるので宿屋に泊まるように勧めます。
日が暮れると、テレーザがこの村は白い服の幽霊に呪われているから夜は家に帰らなけばならないと告げます。
アリア（カバレッタ）『胸は躍れど』
第一幕 製粉所の前、育ての親テレーザと共に村人たちの前に現れたアミーナが、テレーザと友人たちの祝福に感謝を表し、婚約者への愛を歌います。
アリア（カヴァティーナ）『Come per me sereno 私にはよい日和』に続いて歌われます。
台本
台本はイタリアの詩人で文学・神話学の学者でもあったフェリーチェ・ロマーニ（Giuseppe Felice Romani, 1788–1865）により書かれました。
歌詞（イタリア語）
Sovra il sen la man mi posa,
Palpitar, balzar lo senti:
Egli è il cor che i suoi contenti
Non ha forza a sostener.
管理人コメント
素敵な曲なんですがとてもテクニカルですね。
『Come per me sereno』に続けて歌うので、アミーナ役の歌手の方はさぞ大変なのでしょう。
YouTube 動画
Ruth Ann Swenson の演奏です。