オペラのアリアに興味はあるけど、具体的にどの曲から聞いたらいいか分からない?
そんな初めての方の為に、管理人が勝手に厳選したアリアを、声質で分類してまとめてみました。
とにかく『有名』『美しい』『楽しい』『悲しい』などの、特徴あるアリアを選んだつもりです。
ここに掲載されていないアリアが優れていないという事では決してありません。
とにかくアリアを楽しんでいただく第一歩としてどの曲が良いかを考えての選抜です。
楽しんでいただけましたら幸いです。
悲劇のヒロインが多いのがソプラノ、清らかな乙女であったり、一途な愛を貫く女性のイメージでしょうか。
モーツァルトは恐ろしい「夜の女王」の超絶アリアをソプラノで作曲していて、とても面白いです。
ソプラノに比べると、メゾ・ソプラノとアルトにはお母さんや落ち着いた女性のイメージが強いです。
一方で、『カルメン』の主人公のように自分の好きなように行動し、その結果が大変な騒動になっても意に介さない、そんな女性像もあります。
少年役もメゾ・ソプラノに配役されて、とても良いアリアがあります。
若くて美男子、さらに王子や侯爵のような身分の役も多いのがテノールです。
アリアの最後の方で高音を響かせるのが好まれていて、これぞテノールという感じで舞台を盛り上げます。
それ故に主人公が多いのかもしれません。
テノールと比べると、父親や王の役が多い傾向にあるバリトン・バス、その柔らかく響く声が心に沁みます。
『フィガロの結婚』や『セビリアの理髪師』ではフィガロ役がバリトンなので、主役として活躍することもあります。
デュエットの曲だと、やはりソプラノとテノールを楽しんでいただきたいです。
華やかなデュエットを選んでみました。